ARS新宿カイロプラクティックセンター 高田馬場店Top» ブログ > S字のチカラ〜その2
2018年05月31日
さて生命維持の最たる中枢神経系は2つです。脳と脳から伸びている脊髄です。
脊髄は根っこのような形をしており、脳は頭骸骨、脊椎は背骨の中心にある椎孔というトンネルの中を通っており各々固い骨に保護され、可動性のある背
骨はその周りの靭帯や筋肉でしっかりと覆われています。
脊髄はさらに背骨及び骨盤の真ん中にある仙骨の左右から切痕と呼ばれる開口部があり、ここから脊髄神経として体の無数の末梢神経につながってゆき
ます。
重要なことは神経の伝達経路はここで脳からの指示(遠心性)と体の末端からの感覚を中心とした情報(求心性)のやりとりが常に行われているという事です。また前回述べた自律神経はこれとは別に成り立っており常に体の状態を監視しています。
重い頭を最初に支えている頚椎(首の骨)がムチ打ち等で頭の重さにより前後に振られてしまうとテコの支点がかかり易い状態に見舞われる危険性があり
ます。また頚椎(首の骨)は前屈より後ろへの伸展が苦手な為、伸展で損傷するケースの方が多いとも言われています。
生理学的な背骨の可動範囲を超えてしまうと、靭帯や筋肉の損傷そして最悪のケースでは脊髄損傷の危険性に及んでしまいます。
損傷の程度はありますが、一般的にケアには時間がかかり、交通事故等では後遺症の話なども耳にします。
タックルするべきエリアでないこと、不意打ちであることは勿論ですが、こういう危険な行為が組織的に行われた可能性があること、その事がお互いにとって不幸な結果に繋がらないようスポーツルールと倫理感の徹底を望みたいものです。
ARS高田馬場店
日時:2018年05月31日 08:18 | パーマリンク
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